ここ数年、AI(人工知能)の進化について、やたらと耳にする機会が増えました。

囲碁のプロ棋士が初めてAIに負けたという話題や、AIが過去のデータベースから病気を診断してくれるという話。日経新聞では今年から、企業の決算サマリー記事をAIのみで作成するという試みが始まっています。

身近なところを見渡してみても、マクドナルドやGU、無印良品ではセルフレジが導入されています。単純労働から知的労働まで、AIにとって代わられる社会が、いよいよ現実のものとなってきました。

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」では、そのような社会の変化に加え、今後はガンなど難病に対する治療も進み、人間が健康的に100年を生きるのが当たり前になる、と説いています。

ゆえに筆者は、これまでのような「教育」「勤労」「引退」という3つのステージを生きた時代は終わりを告げると指摘。一つの企業、一つの仕事を成しとげることで安定した人生を送るというプランは夢のまた夢となり、流動的かつ長期的に(ある意味死ぬまで)、どう働き、どう生きがいをもって生きていくか、考えていかねばなりません。

押川の新刊子供の死を祈る親たち (新潮文庫)でも、「これから」の家族(親子)に思いを馳せて書いた章がありますが、この「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」と併せて読んでいただけると、より、押川の伝えたかったことが、ご理解いただけるのではないかと思います。

子供をもつ親御さんは、まずは親自身が迫りくる新時代について理解を深め、子供にもそれを教えていく必要があるでしょう。