3月31日、大分県宇佐市四日市の認定こども園「四日市こども園」で、サバイバルナイフを持った男が男児らを襲う事件がありました。県警によると、小学3年の男児(9)と職員の女性2人が負傷しましたが、いずれも命に別条はないとのことです。

被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるとともに、命が奪われることがなくて良かったと胸をなでおろしました。容疑者は近くに住む無職の男性で、ひきこもり状態にあったという報道もなされています。

こども園襲撃、自暴自棄になったと容疑者供述 大分

大分県宇佐市の認定こども園「四日市こども園」で男児ら3人が襲われた事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された無職の射場(いば)健太容疑者(32)が、自暴自棄になったという趣旨の供述をしていることが1日、捜査関係者への取材でわかった。

一方、射場容疑者は引きこもり状態だったとして、家族が県北部保健所に相談していたことも、県関係者への取材でわかった。県警は、事件との関連についても慎重に調べる方針だ。

県警によると、射場容疑者は園に侵入し、切りつけて負傷させたことを認めているという。園によると、侵入してきた際はフルフェースのヘルメット姿で、奇声を発していたという。

また、近所の男性(64)によると、今年1月ごろ、園付近の公園で孫と遊んでいると、近くの自宅から出てきた射場容疑者に「うるせえ、ぶっ殺すぞ」と怒鳴られたことがあったという。

事件は3月31日午後3時20分ごろに発生。園が「男が竹刀を振り回している」と110番通報し、園から約200メートルの路上で、刃渡り19センチのサバイバルナイフを持っていたとして、県警が射場容疑者を現行犯逮捕した。園では、小学生の男児(9)と女性職員2人が打撲や切り傷を負った。

引用:朝日新聞デジタル 2017/4/1

容疑者の精神状態がいかなるものだったのか、原因は何だったのかは、今後の報道を待たねばなりませんが、家族や近隣住民は以前より異変に気づいており、とくに家族は行政機関にSOSを発していた(相談していた)ことから、第三者が介入する手立てはなかったのかと思えてなりません。

弊社では過去に、似たような状況にあった対象者(長期のひきこもり/日常的に家族に対する暴力や暴言があった/自宅近くに公園があり、しばしば子供達に「うるさい!」と怒鳴るなどしていた……)に携わったことがあります。

この対象者の場合、家族は「ひきこもり」と捉えていましたが、弊社の視察調査の結果、本人がアルコールに依存していることが分かり専門の医療機関につないでおります。

なお、別の報道によりますと、刃物を持って園に侵入してきた容疑者に対して、職員が話しかけ、その間に園児を逃がしたそうです。身を挺して園児を守った職員の方の勇気ある行動に、頭が下がる思いです。

一方で、園や施設のように、たくさんの人が集まる場所では、いつなんどきこのような事件に巻き込まれるか分からないと感じます。常日頃の防犯や危機対応すら、それぞれ(地域住民)に任されているのが現実です。