12日に起きた「ランサム(身代金)ウェア」によるサイバー攻撃ですが、全世界に被害が拡大し、中でも、国民保険サービス(NHS)が攻撃を受けた英国では、病院のコンピューターが停止し、手術や救急車の受け入れ中止にもつながり、大きな混乱を招いています。

最も深刻な被害を受けた英国の医療機関は大混乱。病院などのコンピューターが次々と使えなくなった。医療現場の様子はツイッターなどで生々しく伝えられた。専門家は「過去最大規模のサイバー攻撃だ」と警戒を呼びかけている。

「事務室のパソコンが、一台また一台と全てダウンした」「パソコンが全く応答せず、何もできない。患者が気の毒だ」「処方箋が出せない!」。12日午後1時半(日本時間同日午後9時半)ごろから、英国の病院や診療所、医療関係事務所などで、パソコンが次々とウイルスに感染。現場の医師や医療スタッフがツイッターで現場の混乱を発信した。

引用:読売新聞 2017/05/13

いま、私たちの情報はあらゆる方法で収集され、データ化されています。国(自治体)にしても企業にしても、情報を守るための危機管理には全力を注いでいるはずですが、それが万全ではないこともまた、現実のようです。

英国では医療機関という、命に関わる場所が攻撃の対象となりました。大病や手術に関わるようなデータについては、私たち一般市民にはどうにもできないことです。しかしある日突然、国や企業、医療機関等に記録されているはずの、自らの情報が消えることがありえる以上、持病があって定期的に通院をしているような場合には、最近の処置や処方されている薬の種類などは、せめて自分でも記録をとり、把握をしておきたいものです。

弊社では以前より、自分や家族の記録を残すためのソフト「マイノート」をお勧めしてきました。マイノートでは、日記や人生設計、交友関係、お金に関するなどあらゆる情報を記録できます。なお入力されたデータは高度な暗号化により秘匿化し、パスワードによるソフトウェアの起動制御と情報の保護が行われます(パソコンを新しいものに買い替えたり、パソコンが故障して起動しない場合でも、あらかじめ USB メモリ、CD などにバックアップしておくことで、入力された内容を新しい環境に復元することができます)。

「健康」の項目では、かかっている病院、持病や薬の情報、アレルギーに関すること、傷病歴などを保存できるようになっています。

なお、世界99カ国で同時多発した大規模サイバー攻撃ですが、情報セキュリティー各社は13日、日本に対する攻撃も確認したと明らかにしています。今のところ日本で大きな被害が報告されていないのは「週末に入っていたことも一因では」と指摘する専門家もいます。専門家は、週明けのメールなどの取扱に注意するよう、警告を出しています。

(参考 読売新聞 「週明け、日本でもメールに注意」…専門家指摘

病気のように、命に関わる自分の情報をいかにして守るか。他人任せではない危機管理が求められています。